ほうじ茶の種類
ほうじ茶は、煎茶や柳という茶葉や、雁が音という茶葉を炒って作られるお茶です。
一般に、葉の部分を炒ったものを「葉ほうじ茶」、茎の部分を炒ったものを「茎ほうじ茶(棒ほうじ茶)」と呼びます。
葉ほうじ茶と茎ほうじ茶は、それぞれ焙煎する原料が異なるため、味や風味に違いがあります。
葉ほうじ茶
原料:茶葉
特徴:渋みや苦みがあり、香ばしい
味:渋みや苦みが強く、香ばしい
葉ほうじ茶は、煎茶や番茶などの茶葉を焙じたものです。葉の部分には、渋みや苦み成分であるカテキンが多く含まれているため、葉ほうじ茶は渋みや苦みが強いのが特徴です。また、焙煎することで香ばしい香りが生まれます。
茎ほうじ茶(棒ほうじ茶)
原料:茶の茎
特徴:苦みや渋みが少なく、甘みがある
味:苦みや渋みが少なく、甘みがある
茎ほうじ茶は、煎茶や玉露などの製造過程で出た茎を焙じたものです。茎の部分には、葉の部分よりもカテキンやカフェインが少ないため、茎ほうじ茶は苦みや渋みが少なく、甘みがあるのが特徴です。また、焙煎することで独特の香りが生まれます。
ほうじ茶おすすめの飲み方
葉ほうじ茶は、渋みや苦みが強いため、ホットにして飲むのがおすすめです。また、冷たい水で淹れても、渋みや苦みが引き立つため、好みに合わせて調整しましょう。
茎ほうじ茶は、苦みや渋みが少ないため、アイスで飲むのがおすすめです。また、ミルクや砂糖を加えて飲むのも人気です。 お好きな飲み方でほうじ茶を楽しんでください。
ほうじ茶を飲むと良い3つの理由
ほうじ茶には、睡眠や美容、心にと3つの効果が期待できます。
胃腸の弱い人やおやすみ前にも楽しめる
ほうじ茶には、カフェインが煎茶の半分以下しか含まれていません。そのため、胃腸の弱い人やおやすみ前でも安心して飲むことができます。
カフェインは、胃酸の分泌を促進する作用があるため、胃腸の弱い人には刺激になる可能性があります。
また、カフェインには興奮作用があるため、就寝前に摂取すると、睡眠の質を下げる可能性があります。
(1)ほうじ茶は、カフェインの含有量が少ないため、このような心配がありません。そのため、胃腸の弱い人やおやすみ前でも、安心して飲むことができます。
香り成分でリラックス
ほうじ茶には、ピラジンやフランなどの香り成分が含まれています。これらの成分には、リラックス効果があるとされています。
(2)”ほうじ茶のおいしさ形成に重要な香気成分がピラジン類であることを特定し、そのピラジン類がリラックス効果を示すことを明らかにした。また、メラノイジンを含む高分子画分をほうじ茶から抽出し、その高分子画分の抗酸化性は焙煎が深くなるほど上昇することを明らかにした。"
ほうじ茶の香ばしさは、ピラジンという成分により、火入れの程度によって、香ばしさの種類が異なります。番茶は新茶に比べて新鮮さや甘味・うま味が少ないため、火入れによって香ばしさを加えることで美味しく飲め、さらにリラックス効果が高まる効果が期待できます。
また、ほうじ茶を飲む際には、ゆっくりと時間をかけて飲むこともおすすめです。ゆっくりと飲むことで、香り成分がより効果的に体内に吸収されます。
美容やデトックスに役立つ
ほうじ茶には、抗酸化作用があるカテキンやビタミンCが含まれています。これらの成分は、美肌やデトックスに役立つと考えられています。
(3)カテキンには細胞を参加させて老化や病気を進める活性酸素を除去する作用があります。
また、ビタミンCには、コラーゲンの生成を促進する作用があります。ほうじ茶を飲むことで、これらの成分が体内に吸収され、美肌やデトックスに役立つことが期待できます。
ほうじ茶を美味しく淹れる方法
ほうじ茶は、熱湯ですぐに淹れられるため手軽においしく飲むことができます。 しかもちょっとしたコツを押さえることで、さらにおいしく香り高く淹れられます。
1. 茶葉はこまめにひく
ほうじ茶は、茶葉をこまめにひくことで、香り成分がより多く抽出されやすくなります。1人分の茶葉は、ティースプーン1杯程度が目安です。
2. 熱湯ですぐに淹れる
ほうじ茶は、熱湯ですぐに淹れることで、香り成分が損なわれにくくなります。お湯の温度は、90℃以上がおすすめです。
3. 急須は熱湯で温める
急須は、熱湯で温めることで、茶葉がより早く開き、香り成分が抽出されやすくなります。
4. 茶葉は適量入れる
茶葉の量が少ないと、薄い味わいになってしまうため、適量を入れることが大切です。1人分あたり、ティースプーン1杯程度が目安です。
5. 2分ほど蒸らす
2分ほど蒸らすことで、香り成分が十分に抽出され、おいしいほうじ茶になります。
ほうじ茶をさらに美味しく愉しむコツ
ほうじ茶をさらに美味しくするには以下のことを試してみてはいかがでしょう。
- ほうじ茶の種類や産地によって、味わいや香りが異なるので、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
- 砂糖やミルクを加えると、まろやかな味わいになります。
- 冷蔵庫で冷やして飲むのもおすすめです。
ほうじ茶は、さまざまな方法でおいしく楽しむことができます。ぜひ、自分好みの淹れ方を見つけて、ほうじ茶を楽しんでみてください。
三國屋善五郎がオススメするほうじ茶
最後に、日本茶の専門店、当店三國屋善五郎で人気のほうじ茶をご紹介します。
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